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栗林公園 |
鳴門の大渦を見た後は、高松の栗林公園へ。 国の特別名勝に指定されている庭園の中で最大の広さを持つ。背景の山も含めて構成された江戸時代初期の回遊式大名庭園。水戸の偕楽園、金沢の兼六園、岡山の後楽園が3大庭園と言われているけれど、本当はこの栗林公園も入れて4大庭園になるはずだったとか…。 この話が本当か嘘かは別にして、同じくらい惚れ惚れするのは事実。(水戸の偕楽園だけは行ったことがないけれど…。)

この庭園の最大の見ものは何といっても松!公園のいたる所に松が植えてあるが、本当に一本一本の手入れが行き届いていて素晴らしい。樹齢の長い大きなものから小さなものまで、綺麗に葉を整えられている。これだけの作業をしようと思ったら、いったい何人の庭師さんがいったい何日間働かないといけないのだろう?
その中でも一番目を惹いたのが、鶴亀松(別名:百石松)。110個の石で亀を形取り、更にその背中の上には黒松で鶴が舞う姿を表したというもの。 私は説明を読むまで「鶴が舞う姿」とは思えず、松で亀の甲羅を表していると思っていた。でも本当にうまく表現されていて、当時のデザイナー(?)の発想力に驚かされる。

今回はたまたまライトアップの時期に重なっていたため、帰路につく前に公園をもう1周。夜になると背景の山や庭園内の松の深い緑が映えて、更に幻想的に。 でもライトアップしているから良かったけれど、冬場の日が落ちるの早くなった頃の閉園間際ってすごく怖いだろうなと思う。更に江戸時代なら電気もなかっただろうし、提灯片手に歩いていたのかと思うともっと怖い。(当時そんな時間に庭を散歩することはなかったのかもしれないけれど。)

余談だが、公園の池にはたくさんの鯉が飼育されていた。訪れる観光客が頻繁に餌をあげているためか、人間を恐れることは全くない。逆に池の辺に近づくと、近寄って口をパクパクさせるくらい…。 それでちょっと餌を投げ与えてみたら、近くにいた鯉が一気に集まって餌に向かっていく。そして我先に…と一点に集中するものだから身体が重なり合って、最後には鯉の渦が発生 !?

鳴門の大渦を見た後だったからこの姿は本当に渦にしか見えず、度肝を抜かれた。 一匹一匹見ていると鯉も綺麗だけれど、こんな形で見ると怖いよ〜。やっぱり鯉は優雅に泳いでいる姿の方が良い…。
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鳴門の大渦 |
ワーキングホリデーで渡仏する前から行きたいと思っていたけれど、大渦の日と仕事の休みがあわずずっと行けていなかった場所、鳴門。 パリを出発する前から「帰国したら行くぞ!」と決めていて、日本に戻った翌日に潮見表をチェック。11月下旬の大渦になる日のどれかで行こうと心待ちにしていた。
その後仕事を始めたため予定は延期され、11月25日(土)のお休みに遠出をスケジュール。でも潮見表で見るとこの日の満潮時間は8時40分。午後の干潮時は大渦ではなく中渦の予測。8時台に鳴門に着こうと思うと家を出るのは5時過ぎ…。辛いと思いながらも「どうせ見るなら大渦が良い !!」という欲求には勝てず、また冬の寒空の下で船に乗るのはちょっと…と尻込みし、数年ぶりの早起き出発を決行した。
途中何度か休憩を挟んで高速道路を走っていると、本州から淡路島に入る明石海峡大橋の上でちょうど夜明けを迎えた。比較的雲の多い日だったため、朝日が雲に反射して海とのコントラストに思わず感動!ちょっと無理をしてでも早起きして出てきた甲斐があった!!この時点でかなり満足。

そして鳴門到着後、9時発の船に乗って大渦を観潮。 鳴門大橋の下に到着すると渦がいくつもグルグル回っている。これまで大きな渦1つがずっと巻き続けているのだ思っていた私は、予想を裏切られ(?)ちょっとビックリ。何もないところから新しい渦ができ、消えていく様子を何度もジッと見つめてしまった。

でもこの渦たちも曲者で、船がエンジンを止めるとどんどんと中に引き込まれていってしまう。上から見ていると「怖い!」というイメージはないものの、実は結構強力なパワーを持っているようだ。それもいくつもの渦がそれぞれ海中に巻き込んでいっているので、船も一つの方向に流されるのではなくてフラフラしている。長く続くと船酔い確実…。

観潮の時間はトータルで約30分。騒いでいるうちに時間は流れ、いつの間にか船はどんどん渦から離れていく。 う〜ん、片道3時間の道のりでメインイベントは30分か…。それでも数年間の望みは叶えられた。これで心残りはないぞっ。
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奈良散策 vol.1 |
帰国したら絶対にしようと思っていたことの一つ、写経の奉納…。 ワーキングホリデーで渡仏する前にお寺に行った際にもらったお写経用紙。モノがモノなだけに捨てる勇気(?)もなく、それがずっと手元にあって気になって仕方がなかったのだ。日本での仕事も決まって気分的にも少し余裕ができたので、早速写経に勤しむ。といってもさすがに墨と硯を磨るところからは始めはしない。邪道です、はい…。
それでも1時間以上かかって書き上げて、松尾寺まで奉納へ。 松尾寺は斑鳩にある法隆寺の近くにあるお寺。中学1年生までは法隆寺の近くに住んでいたので、名前だけはよく知っている。確か中学のマラソン大会でもこのお寺の近くまで登ってきたような登ってきていないような…?

1年以上気になって仕方がなかったので、やっと納められてホッとした。 その後は境内をブラブラ。今日は人も少なくてひっそりとしている。周りを山に囲まれているのでマイナスイオンもたっぷり。深呼吸すると肺にヒンヤリとした空気が入って気持ち良い。

しかし写経と聞いて私が思い出すことはただ一つ。我が母校で送った高校生活のみ…。 登校するとまず朝拝。聖歌を歌い、時には般若心経を唱える…。音楽の授業では聖歌を歌い、週1時間の仏教の授業はもちろん必須科目。お陰で高校時代に覚えた般若心経は、未だに暗唱(?)できるほど。いや、人間の習慣って怖い。 この高校で生徒が何か悪事をしでかした場合、教師がまず反省の意味で生徒に求めるのが写経…。もちろん墨汁の使用は禁止で、墨と硯を使って墨を作るところから始めないといけない。(幸いにして私はこの学校で反省の写経をさせられたことはないけれど…。)
写経と聞いて高校時代を思い出す人ってあんまりいないよね?本当に変わっているわ…。 でもこのBLOGを見ている方のうち何名かはきっと、「うわっ!そんなんあった!!」と思い出して肩の力を落としていることでしょう。それも大きな溜息と一緒に…。
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京都散策 vol.2 |
高校時代からの友人を誘って京都・嵐山の鈴虫寺に行ってきた。 このお寺の名前の由来は、本来秋しか鳴かない鈴虫を約30年かけて研究した結果、季節に関わらず1年中鈴虫の音色を聞けるから。正式名称は妙徳山華厳寺で、禅寺の1つ。 (1年中鈴虫の音色が聞けるといってもお庭に鈴虫がいるわけではない。大きな箱の中に雄4500匹、雌4500匹が飼育されているので、勘違いのないように…。)
このお寺は老若男女問わず人気で、いつも混雑している。今日もお寺に入るのに30分以上待ったけれど、これでも短いほう。 禅宗の教えということで、こちらのお寺に入ると必ずお茶とお菓子が振舞われる。そして約30分間、鈴虫寺の由来・幸福地蔵さまや厄除けのお参りの仕方について説法を拝聴する。この説法がジョークを交えながらのお話なので、堅苦しくなくとても楽しい。

説法を聞いて外に出る際はお寺のお庭をゆっくりと見学。手入れが行き届いた緑が青々としてとても落ち着く。この時期少し紅葉には早いが少しずつ葉々が黄色くなり始め、ちょっと眩しく目を楽しませてくれる。

鈴虫寺を出た後は河原町方面でお昼タイム。 何かないかと入った錦市場入口付近で美味しそうなお店を発見。メニューはなく、お弁当のみの献立。京野菜に湯葉、豆腐がたっぷりで、「おいしい〜!満足〜!」を繰り返し。 日本に久しぶりに帰国したから日本食が食べたいという気持ちは全然なかったけれど、京料理はやはり別格。献立を見ればお店に入りたくなる。シンプルに御飯とお漬物の組み合わせでも良かったかも…。

パリ出発前から帰国したら絶対に行こうと思っていた鈴虫寺。天気にも恵まれてちょっとした紅葉も見られて、美味しい料理も食べられて…。とても充実した1日だった。
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京都散策 vol.1 |
京都にショッピングに行きたくて私の帰国を待っていたという母。 それを聞いて「久しぶりに京都観光もできる!」と喜んでお供をOKした私。15時間のフライトを終えて昨日帰国したばかりというのに元気が有り余っているみたいで、早速京都まで行ってきた。
母がショッピングは品物も購入場所も決まっていたので、約1時間で終了。 秋の紅葉を見ようと行きの車の中で大原・八瀬・嵐山etcの候補地が上がっていたが、実際に京都に着いてみると木々はまだ青々している。紅葉にはまだ2週間ほど早かったようだ。 そんなわけで今回は東山方面を散策することに。
まず訪れたのが知恩院。壮大で堅甲、どっしりと雰囲気が大好きなお寺の一つ。 このお寺で最初に目に入るのが三門。(一般に寺院のの門は「山門」と書くが、ここの門は三解脱門の意味で「三門」と書く。)高さ24m、幅50m、徳川二代将軍秀忠公によって建立され、現存する日本最大の木造楼門。楼上は仏堂になっており、釈迦牟尼仏像等が安置されている。

この三門は国宝に指定されており、普段は非公開。でも今回たまたま年2回の特別拝観にあたり、内部を見学することができた。 楼上の仏堂の天井・柱・壁には狩野一派によって天女や飛龍が描かれている。特に天井中央の大きな龍は狩野探幽氏1人の手によって描かれたことで有名。全てが極彩色で描かれており、非常に迫力がある。また釈迦牟尼仏像の左右には十六羅漢像があり、その中の1体は釈迦の息子と言われているらしい。 三門は建築自体すごく力強くて圧巻されるけれど、中の装飾もまた心に残る。これだけ大きな楼門を巨大な梁・一枚板等から作り上げ、更にこの内蔵物。当時この三門を建築した方、本当にすごい!!
そしてそのまま男坂を登りきり、御影堂へ。 奥行35m、間口45m、周囲に幅3mの外縁を持つ大きなお堂。1639年徳川三代将軍家光公によって再建された。こちらもかなり大きいのだが、周りの空間が広いためか三門ほど圧倒されることはない。 中に入ると天井が高く、やはり太い柱と梁に目がいく。将軍の命により建築されたためこれ程立派なものができたのかもしれないが、それでもやはり当時の建築技術やセンスには驚かされる。

本当はそのまま方丈庭園、友禅園と見学したかったのだけれど、17時となりタイムリミット。閉館時間ということで、しぶしぶ知恩院をあとにした。また来よう…。
そのご「ねねの道」を散策しようということで、円山公園から産寧坂へ。 やはり円山公園も紅葉にはまだ早く、山を見上げても少し葉が黄色くなり始めたかな?程度。でも季節に関わりなくこのお散歩コース(?)はただただ歩いているだけで楽しい。
産寧坂に向かう途中、少し寄り道をして高台寺へ。 このお寺は1606年、豊臣秀吉没後その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所(ねね)が開創したお寺。 庭園等が非常に綺麗で一見する価値あり!のお寺だが、17時の受付終了時間を過ぎていたため中に入れず。こちらも再来決定か…。紅葉するともっと素晴らしいしね。

それにしても、京都に来てもいつも同じお寺に行っているような気がする…。拝観したことのないお寺はまだまだたくさんあるのにな。 今となっては京都で大学生活を送っていたときにもっと拝観しておけば良かったとしみじみ思う。でも当時はもっと別のことをして遊ぶことに夢中だったんだよね。あ〜、もったいない。 京都まで精々1時間程度だし、時間を見つけてこれから暫らく足繁く通うか…。
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帰国 |
1年のワーキングホリデー生活を終了し、日本への帰国の途についた。 VISAを持って日本を出発したのが2005年11月8日、そしてフランスを離れたのが11月6日。香港経由の1年OPENチケットで渡仏していたため、本当に有効期間いっぱいの滞在。
13時05分発の便に乗る予定だったが、航空会社より3時間前に空港へ来るように言われていたため9時過ぎにはRoissyに到着。迷うことなくチェックインカウンターにたどり着き、10時過ぎには手続き完了。その後1時間半程免税店でお土産を買ったりして時間を過ごす。 一昨日携帯電話に連絡をもらったが返信できていなかった会社の同僚にSMSを送信しようとするけれど、プリペイドカードの残数がなくて連絡不可。がっかりしながらもSOUDOKUをやったりして、飛行機への搭乗待ち。いつものことながらこの搭乗待ちの時間はちょっと現実離れした気分で、今自分がおかれている状況がわからなくなる。
そして香港行きの飛行機に搭乗して座席に着席。離陸した途端にフランスを離れていくという実感が胸にこみ上げて来る。最初は機内食を食べたり映画を見たりしてあまり考えることはなかったけれど、ある程度落ち着いてくると目から涙が止まらない。時間が経つと一旦泣き止むけれど、また思い出して涙が出る…。
フランスを去らないといけないこと自体が悲しいわけではない。今回フランスで知り合った人たちと別れなければならないことが途轍もなく寂しい。 私にとってパリは東京よりも身近な場所。きっとまた来ると思う。だからパリにいる人たちにはまた会えるだろうという考えが心の中のどこかにある。悲しくても暫らくのお別れ。でもフランスから日本に帰国する人たち、彼らがそれぞれの地方に帰ってしまったら今後会える可能性は極端に低くなってしまう…。もっといろいろおしゃべりしたかった、一緒に遊びに行きたかったよっ!と考え出すと止まらない。 現代メールやチャット、TV電話も普及していて連絡を取ろうと思えばいつでも連絡を取れる。頭の中ではわかっていても、やはり感情的には会って話をしたいという気持ちが大きい。これは当然だよね。
そんなことを考えているうちに香港までの12時間のフライトが終わり、引き続き大阪に向かう。長いと思っていたフライトも実際に飛行機に乗ってみると結構早くて、気がついたら関西国際空港という感じだった。 香港を経由したということもあり、関空で漢字とハングルを見ても「中国だ。」と訳のわからない感覚におそわれる。でもさすが母国、無意識にパスポートチェックを受けて荷物を受け取り到着ロビーへ。う〜ん、久しぶりの日本の感覚。
日本の皆さん、ただいま〜!!
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